ミステリーランチ アーバンアサルト購入記

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バックパックを新調してみたので感想を書いておこうと思う。
1、2ヶ月位色々悩んだんだけど初のミステリーランチからアーバンアサルトを選んだ。

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最後まで候補に残り、ギリギリまで悩んだバックパックとしては、コートエシエルのイザール、アークテリクスのアロー22、同マンティス26だった。
それぞれボクの琴線に触れた理由としては、グレーのイザールのデザインは彫刻のように美しかったし、アロー22には唯一無二のアウトドアなカッコさがあり、マンティス26はポケットが一杯あって機能的に一番使いやすそうだったから。

個々の落選理由は、「コートエシエルのイザールMサイズはデカすぎで、かと言ってSサイズは美しくなかったから。アロー22はポケットが少なく使いにくそうだったから。マンティス26は生地がフニャフニャで弱そうだったから。」である。

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そして選んだミステリーランチ自体は米軍にも採用されているミリタリー系らしいが、ボクが買ったのは「アーバン」と名乗るところの都会系バックパックで、日本限定品ということだ。
どこまで実際にミリタリースペックで作られているかは分からないけどそれに準じた信頼はあると思う。

その第一印象だけど、デザインとしては正面から見るとY字型の3-ZIPが印象的で、一本筋が通ったメーカーのアイデンティティがあり、ミルスペックから連想される頑丈で高機能な感じを受けた。容量も21Lあり普段持ちだと十二分過ぎると思うし、これ以上デカくなっては逆に取扱に困ってしまうだろう。

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さて、ここからはアーバンアサルトの機能面を紹介して行こう。
通常バックパックはメイン気室へアクセスするのに、上側にジップが付いていてそこからのアクセスになる。そのため底に詰まった荷物や、ぎゅーぎゅーに詰まった荷物なんかは取り出しにくいんだけど、このミステリーランチのアーバンアサルトだと開け閉めは縦1本と斜め2本で構成されたY字型の3-ZIPになっていて、バックを置くためのスペースが許されれば、ガバッと開封することができて便利だと思う。

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ボクも外出先で色々買い物をして回る時なんか、各ショップでとりあえずレジを済ませてバックパックにSHOP袋ごとバンバンと入れて、また次のSHOPで買い物をしてバックパックに適当に詰め込みを繰り返す事になる。3軒も回るともうバックパックの中はクシャクシャのぎゅーぎゅー。
そんな時途中に寄ったカフェなんかで膝の上のアーバンアサルトの3-ZIPをピピピッっと開放してキレイに詰め込み直しが超簡単に行えるのだ。これが上からのアクセスしかできないバックパックだと底も見えず、詰め込み直しする気も起きないと思う。最近だとスーツケースのようにガバリと開くモノもあるが、それだとバック2個分のフットスペースが居る。アーバンアサルトだとそこまでのスペースは必要がないから膝上で十分行える。

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もう一つ3-ZIPの良さは全てのジップを直線的に開けることができるので、下ろしたり上げたりがやりやすい点がある。通常だとグルッとジップが回っているのでどうしても角の部分が出てきて、そこの角の部分でジップが引っ掛かってしまい開け閉めがやりくいのだ。
そんなY字型ジップは機能に加えてミステリーランチの顔にもなっていて他バックとの差別化にもなっている。後ろから見ると一発でミステリーランチだと分かる。

また「Y字」の上部ジップの一本を開ければ、中の脇にあるジップ式ポケットへのアクセスも簡単になるので、ボクはそこにIDカードを入れている。このポケットの位置は分かっていれば取り出しやすくて、しかもバックの中なので安全でもありこれは超便利。このジップ式ポケット、実はサイドからの型崩れ防止の役目もあるらしい。考えられてるね。そうそう、小さな事だけど、全てのジップの端には指で摘める小さなタグが付けられていて、ジップが開けやすかったり閉めやすかったりする。こういった工夫にも感心した。

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アーバンアサルトの便利なところはまだある。
これはボクがアークテリクスのアロー22じゃなくアーバンアサルトを買う決心をした部分なんだけど、Y字ジップの上フタの所がポケットになっていて、そこには結構なスペースがあり、ボクの最近のお気に入りであるコンデジRX100M5が余裕で入れられる。アロー22だと前面にカンガルーポケットはあるが、あれは中途半端に容量があり、大雑把すぎてアレもこれも詰めたくなってきてしまいカメラ1台にはちょうど良くない。これは大きな選択理由になった。

最後まで迷ったアークテリクスのアロー22との比較でもう少し言うと、アロー22のカンガルーポケットは防水生地で出来てはいるけれど、残念なことに下には水抜き穴が空いていて、そこから逆流して溜まった雨水が入ってくる。アーバンアサルトにはそんな穴は空いていないので、普通の雨程度なら500デニールのコーデュラナイロンと止水ジップで完璧に防いでくれる。これもアーバンアサルトに決めた理由だった。そう言えばボクのミッションワークショップのバックパックも底穴が空いてたな。ホース突っ込んでジャバジャバと丸洗い出来るのは便利なんだろうけど。

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次はこんな優秀なアーバンアサルトにもある残念な部分。
ペットボトルとかを入れられる、バックパックの外側によくあるメッシュになったサイドポケットがないのは不便かな。デザイン的にコレがあると途端にアウトドア系になっちゃうから、シンプルで都会的なカッコ良さを考えれば仕方ないんだろうけど、少し残念。アークテリクスには2つともあった。
背負うと背中にベタッと全面がくっついてしまうのも、これからの季節にはキツイかも。
ボクが使ってるRaphaのバックパックなんかだと、背面はブロック状になっているから、隙間に空間ができてそこの風通しは良くなってムレを防いでいる。アーバンアサルトだとメッシュ状にはなっているけれどブロックにはなっておらずベタだからちょっと心配だけど、自転車じゃなく歩いているような速度だと風は通らないので、ムレる事には変わりはないのかも知れない。

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さらに、バックパック自体がストラップ含めてしっかりしていて、プラ板フレームの影響もあり、曲がったり変形したりしない(しにくい)ので、バックパックで荷物取り出す時によくやる、片方のストラップだけを外してちょっと前に持ってきて荷物にアクセスするって事がやりにくい。ってゆーか、ボクには出来ない。経年劣化でマッシにはなるかもだけど不便。だけどバックパック自体が型くずれしない、しっかり加減はとても頼もしいので痛し痒しなところ。

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他にも、気室が一つなので例えば靴なんか入れる時も汚れ物入れる時も着替え入れる時も濡れた傘入れる時も上着も、何もかも全部一緒に入れる必要はある。ここはジップロックなんか使って、運用でカバーするしかない。
モノを小分けするのにはポケットはもっとあったほうが良いけど、インナーバック使ってるし、アロー22とは違いPCポケット(簡易的だけど)もあるし、これも要望程度ってところ。
ま、でも言うてもこれくらいだろうね、弱点は。致命傷でもないかな。

最後に、買った色はコヨーテと呼ばれるベージュ系のやつ。俗に言うカーキ色。
黒かコレかで迷ったけど今回はコッチにした。ちな、黒とコヨーテはミスランの代表色らしい。
基本的に使いやすい色だと思うけど、都会的でクールな印象を与えはするが汎用的に使用できる黒とは真反対に、コヨーテ色から連想される雰囲気は旅とかナチュラルで自然なカジュアルになり、使い回しはできるけど、人に与えるイメージは黒より汎用性がなく固定的な感じがするから、そこだけはファッションとして難しいと思う。

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<まとめ>
ボクにとってこのコヨーテ色のアーバンアサルトって、街なかで使うにはハズシが効いててとてもお洒落だし、クタッとした感じが自由で開放感を与えてくれ、実際に持っても頑丈そうだし使い勝手も上々。都心で降る梅雨程度なら中が濡れてしまうこともないし、これからのゲリラ豪雨に対しても雨宿り場所に駆け込むような短時間であれば耐えてくれそうな気がしているので、ミステリーランチのアーバンアサルトを選んで良かったなと思う。まぁ、始祖鳥にも捨てがたい魅力というかカッコよさがあるのは確かだだが、今回はコレ!

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