かなり難しいebikeと電動アシスト自転車の見分け方について

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ハロー!サイクリスト!
海外のYouTube見てるとこんな挨拶から始めるYouTuberがいた。
当たり前の挨拶だろうし特別なことはないかも知れないが、日本に住みここしばらく自転車趣味(自転車道楽)から離れているボクにはとても新鮮に聞こえた。

この前報告したVanMoofの試乗からちょっとebikeに関心が出てきて色々調べてるんだけど、そもそもここ日本じゃebikeといわゆる電動アシスト自転車(含ママチャリ系シティ自転車)の区別が曖昧で難しいし、町の自転車屋さん行くと目に付くのは子供乗せることを前提にした電動アシスト自転車ばかりってのが現状なのでebikeに触れる機会も少なく分かりにくさを倍増させている。
※ややこしいのでここでは電動アシスト自転車=含ママチャリ系シティ自転車で電動自転車は両者含めた総称とする

海外、特にヨーロッパだとそもそもそんな区別があるのかどうかも知らないし、一説によるとママバイシクルなんて言葉がある(定義は分からない)とかないとか。
んで今回はそのebikeと電動アシスト自転車の区別、違い、見分け方について備忘録しておこうと思う。

日本のってか世界で初めて電動でペダリングをアシストする電動アシスト自転車を発明したのはヤマハでおよそ27年ほど前にPASって言う電動アシスト自転車を発明したのが始まりらしい。
ふと思い起こしてもそう言えばあったなぁってくらいの認識だけど大発明だと思う。
Wikipedia

ただまぁ大変誇らしいことではあるんだけど、例によってここから日本の悪いクセであるガラパゴス化が始まっちゃうから今になって話がややこしくてこんな備忘録書いちゃうんだから、うーん困ったもんだ。

現状で日本でも主に目に付く電動自転車メーカーとしては以下がある。(あくまでボクの脳内)
ヤマハ
ブリヂストン
パナソニック
トレック
スペシャライズド
BESV
ジャイアント
ミヤタ
キャノンデール

このうちいわゆるママチャリ系を主としているのはブリヂストンとパナソニックで、ebikeを主としている(力を入れている)のはヤマハ、トレック、スペシャライズド、Besv、ジャイアントになる。
もちろんこの他にも電動自転車を販売しているメーカーはこの前紹介したVanMoof含めて多数あるだろうが、ボクの認識だと上記が目に付いたところって感じだ。

んで本題のebikeと電動アシスト自転車の違いは難しいって話。
絶対スピードがebikeが早くて電動アシストが遅いというわけではないし、そもそも電動自転車には法規制があってアシスト性能は同じだから。
ガジェット系のYouTuberさんで電動アシスト自転車の最高速が24キロまでって誤った認識をしている人も居るくらいだから、アシストが切れるのが24キロまでって言う規制の理解も難しいんだと思う。
もっと言うと50cc原チャリには30キロの速度規制があるが自転車は車と同じ速度規制だから理論的には自転車は原チャリより速く走れるって事でもある。
まぁサガンが自転車通勤していたらの話だけど。

ちょっと脱線しちゃったけど、ここからはebikeと電動アシスト自転車のボクなりの見分け方を書いておこうと思う。

見分け方その一としては最終的には乗ったフィーリングによる

のっけからそれかよ!って気もするし感じ方って曖昧だが、もちろんこれには理詰めな明確な理由があるからなんだけど、それはともかく乗ってみて剛性感がありキビキビ乗れるのがebikeだ。
できればアシストを切って乗ってみるのも手かもしれない。
これはフレームとパーツの剛性感と精度やディメンション、ebikeならではのモーターの違いから来るのでパッと見では分からないが、だからこそ嘘の付けない部分でもある。

見分け方その二は元の自転車の素性がスポーツタイプかママチャリ型(シティタイプ)なのか

元々の素性がロードバイクやMTBでそれにアシストが付けばebikeだ。
これはメーカーの素性や歴史でも分かる。
スペシャライズドにはそもそもの話ママチャリ系の自転車はないからスペシャライズドが出す電動自転車は全てebikeだし、基本的に昔からある輸入自転車にはママチャリ系は少ないと思う。
だって、ママチャリ天国日本には同じコンセプトの自転車では絶対に勝てないから海外から参入しにくいのがその理由。
そう、最初に書いたようにママチャリはガラケーで独自路線なのだ。
反対にブリヂストンやパナソニック、ヤマハなんかはママチャリ系も得意分野だけに電動アシスト自転車とebikeが混在しているので、そう単純に言い切る事はできない。

見分け方その三はズバリ見た目

ママチャリ系には跨りにくいトップチューブがない。
ママチャリはその名の通り子育てママ達が乗る事が前提にあるから横からスッと足を入れて座れる様にトップチューブがないし、ebikeには剛性面からもトップチューブは必須。
ただし、トップチューブをあしらったママチャリ系もあるから注意が必要だ。

なのでここでもう一つ重要な見分け方を言うとバッテリーがシートチューブの後ろ側、タイヤとの間にあるのはママチャリ型なのでバッテリーの位置でも見分けがつく。
このバッテリーの位置はスポーツ性能に大きく影響してくるので、e bikeでシートチューブの後ろ側にバッテリーが付いた自転車は存在しない、絶対にだ。

見分け方その四は単純に値段である

前提として電動アシストが付いたママチャリ系は普通の自転車に比べて高い。
まぁ、8〜10万くらいだろうか。
そこにチャイルドシートやらカゴやらの快適装備が付いて12〜15万ってとこか。
他方のebikeは20万以上はする。
高いのは軽く100万越えしてて相場は40万〜60万。
20〜30万のは安い部類(入門車)だと思う。
10万そこそこのスポーティな見た目の自転車があったらそれはebikeではないかも知れない。

見分け方はこんなもんだろうか。
今流行りのebikeが欲しい!って急に思って近所の自転車屋さんに駆け込んだ時は、まず見た目でバッテリーの位置を確認し、メーカーと値段を確認し、試乗して納得して買って欲しいし、これからebike欲しいからって自転車屋さんに見に行く時も上記を気にしながら見るといいと思う。

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