買って正解だったなとM1 Pro MacBook Pro 16インチを誉める会

投稿日:

到着してからも色々あったけど”ようやく”使い始められたMacBook Pro16インチについて今度こそ書いていこうと思う。
タイトルは誉める会だけどdisっているとこもちゃんとある。

■スピーカーの音に関して

最初に到着してから速攻で誉めた音についてだけど、基本的には当初の印象通りだ。
こちらもスピーカーには定評のあったiPad Pro12.9インチも含めて今まで聴いてきたPCの中でも群を抜いてオーディオ的な音を出すスピーカーを搭載していると思う。

この下にツイーターがあるらしいがグリルも結構デカい

誉めどころとしてはまず低音については本体の大きさも影響して中々の音が出ている。
ずっしりとした超低音ってわけにはいかないが、音楽として聴く分には必要にして十分だ。
必要にして十分って言うとそんなもんかと思うけど、イヤホンやヘッドホン含めてここまで達しない機器は多い。

音場の広がりはサラウンド的なエフェクトが入っているのかは知らないが耳に聞こえるところではMacBook Pro16インチの横幅からははみ出して聴こえるし、時には真横から鳴ってる?って錯覚してしまうくらいだ。
これならばサクッとNetflixやAmazon Primeでも見ようかなって気になる。

この16インチを音響機器として考えると不足してるのは解像感と中高音の部分かな。
特に解像能力はもう少しではなくもっと欲しいと思うし、中高音はシンバル系のシャリンとした感じとボーカルの透き通った突き抜け感がないように感じた。
リスニングに寄るのは仕方ないけど今のユーザ思考からして、もう少しモニターライクな仕上げにしても現代なら通用するかと思った。
なので点数をつけるとすると60点ってとこかな。
もちろん音響機器として見た場合の話だけど決して赤点対象のデキの悪い生徒ではない。
ノートブックとしたらもちろん100点だし、これを超えるPCってあるの?って気がしてる。

この音の聴こえ方なんだけど、PCスピーカーで聴く場合は液晶部分の反射の影響が大きいので、色々と角度を変えてあげると気にいる位置が出てくると思うし、PCスタンドを使ってMacBook自体を上に上げてキーボードの横にあるスピーカーグリルが顔の正面(顔と並行)になるくらいに設置するとこれまた聴こえ方が違ってきて悦に入れるかも知れない。
この辺りはリアルなオーディ機器でも角度変えたり下にゴムインシュレータ敷いたりするので、音楽を聴くためにPCセッティングに拘るのもアリだと思う。
ってか、そもそもちょっと工夫すればって気になるほどの音をMacBook Pro 16インチは出しているって事だけど。

■ハイインピーダンス対応のヘッドホンジャックについて

ハイインピーダンス対応のノートブックってボクは初めて聞いたこと

今のところちゃんと音楽を聴く時にはDACアンプのmojoを使用しているんだけど、今回のMacBookのジャックはハイインピーダンスに対応したって事で楽しみにしていたものだ。
実際に試してみると音はかなり取れるようになっている。
そう言う意味では大抵のハイインピーダンスなヘッドホンでもアンプは要らないだろうと思うが、本当の意味でのハイインピーダンス対応を謳うならもう少しドライブに余裕があっても良いのかも知れないかな。
音質はアンプだけでは決まらないわけで搭載されているDACにも影響されることが大きいと思うんだけど、ボクの好みからするとMacBookは味付けの部分が不足していると感じる。
これはAirPodsにも通じるとこがあって、Appleの音作りは一貫して”あっさりした味付け”を行っている。

Appleとしてはこういう音を好きなんだとしたらこれはこれでもう好みの問題だからしょうがない部分ではあるんだけど、これを聴いてて感動するって事はないと思う音だ。
前述のスピーカーよりは良い音だけど解像感と中低高音がもうちょっと欲しい感は同じ。
Mojoのように一音一音にツブだった感が欲しいけどそれは欲張りすぎかな。
ただこんな事を言えるのも先の通りにMacBook Proには音響機器として評価に耐える実力があるって事だ。
ちなみにボクは音楽に感動や驚きを覚えたいのでAirPodsは使っていない。
ゼンハイザー派閥だ。

■16インチ画面の大きさ

今回ボクが拘って買う理由にもなった16インチ画面についてはやっぱデカさは正義だったと思う。
普段はデフォルトの解像度で使用しているがたくさんアプリケーションを並べなければいけない場合はもう一段上げたりして使っている。
ボクの場合目があまり良くはなくなってきているので物理的に大きなデスクトップ画面を使って、できるだけ文字を判別しやすいくらいの解像度で使って行きたいって事で16インチを選んでる節もある。
そう言う意味ではこの16インチMacBook Proは現状の選択肢としては理想的なサイズ感と言える。

この壁紙が好きかも

別モニターに映し出すまでもなく本体だけで写真やWeb閲覧、エクセルの小さなセル、ノートの文字までクッキリハッキリと見せてくれるから今までの13インチに比べたら目の疲れが半減してくれそうだ。
加えて先のスピーカーも合わさってNetflixで映画でも見ようかなって気にさせてくれるわけだ。

ただこの大画面を背負っていると重さは避けられない。
2.1キロもあるし、これにハードケースを付けるとなると、、、もう考えたくはないほどだ。
でも目は気合いでは良くはならないけど、腕の力は気合いでなんとかなるのだ。
外で持ち歩きはしないけどね。

■ディスクやメモリについて

今回ボクは1TBのSSDと16GBのメモリを選択した。
16GBのメモリは迷ったが今回のSSDは速いって聞いていたのでスワップに回ったとしてもそんなに気にはならないだろうとの判断からだ。
そう言う理由から少しでも速くとの思いもありSSDは1TBを選択していて、これによってファイルの整理整頓が下手なボクでも細かい事は気にせずに無造作に使ってもいけると思う。

ブラウザのタブ開きすぎ症候群

まだ使用2日目なので何の高負荷作業も行ってはいないが、ハングアップさえしなければ最後まで作業は終えられるし、手元で他のスペックのマシンと比較することもないので気にはならないと思っている。
人それぞれ時々で行う作業負荷は違うものだし、時にはM1 Proチップが大いに役立つ場面もあるだろうし、オーバースペックな面もあると思う。
前回も書いたけどもし16インチのM1チップ搭載マシンがあったらボクはそっちを選択したかも知れない。

■キーボードについて

ストロークは深すぎず浅すぎずで重すぎずに軽すぎるでもなく、打った感やキックバックもキチンとある。
これは既存のMacBook Pro 13インチEarly 2015と同様の打鍵感だと感じている。
つまり具合が良いってことだ。
前回、前々回のブログ更新はMagic Keyboard付きのiPad Proで半分、残りを13インチと16インチで、この記事は16インチだけで打っているんだけど、たとえ使う機器がカテゴリ違いのモノになっても7年前の機器に変わっても、バックライトはいつも光って安心感を与えてくれるし打ち心地も変わらずにいてくれるのはAppleの良さだと思う。

とても打ちやすいキーボード

最後に今回はMacBook史上最大の16.2インチの画面を持つMacBook Proを買ったんだけど、現時点では総じてボクの中では高評価を与えられる。
デカくて重いけどこれから何年もボクの側に居てくれる信頼できるノートブックになるだろう。

2件のコメント 追加

コメントを残す