色々購入しているサイクリング用グローブ

去年から今年にかけて春用、夏用、冬用とサイクリング用にグローブを色々購入したのでいくつかのグローブについて印象とか記しておこうと思う。
サイクリング用途と言ってもサイクリングメーカーのものはあまりなく、ほとんどがアウトドア用のものとなっている。

■まず暖かい日用にと購入したのがRaphaのブルベミット。
寒さは関係ないので指ぬきになっている。
メーカーによると手のひら部分は米軍でも使用されている耐久性の高い合成スエードが使われていて擦れにも強いらしい。この辺りは前回のエクスプロアグラスと同じミリタリーグレードで安心して使用できる。

手の甲にはRaphaお得意の反射生地になったストライプが付けられていてアクセントになっている。
ボクは極暑の時は除き手を守るためにこれを着けて走っていた。
サイクリンググローブで大切なのはハンドルからの衝撃を軽減させる事と、万が一の転倒時に手を守る事にあると思うんだけど、このRaphaのは十分に役目を果たしてくれると思う。
何にせよやっぱRaphaはカッコいいからモチベも上がる笑

■次はアークテリクスのベンタグローブ。
アークテリクスのなので山用途となるがゴアテックスインフィニアムを使用していて防風性能がかなり高い。
ただしゴアテックス製とはいえインフィニアムに防水性はないのでそこだけは注意だ。
アークテリクスの場合シェルとかインサレーションジャケットとかにも共通して立体裁断が用いられているんだけど、このグローブも例に漏れず立体的に作られていて着け心地が大変良い。

左からRaphaのメリノ、ベンタグローブ、スノーピークウィンドプロテクショングローブ

インフィニアムの防風性能はさすがに優秀だし、裏は起毛素材になっているので少し冷える時期でも余裕を持ってサイクリングに集中できる。
本格的な冬を迎えてくるとさすがに寒いんだけど着け心地が良いことも合わさって夏を過ぎて晩秋に入ってからの使用時期は長い。

■次に夏の肌寒い時とか秋に入って朝晩冷える様な時期に使っているスノーピークのウィンドプロテクショングローブ。
アークテリクスのベンタグローブほど厚くなくて裏生地も起毛はしているが使っているフリースもマイクロフリースなので適度な保温性になる。
なので体が寒いって感じる様になるとこれでは不安なのでベンタグローブに移行する感じだ。
ボクはすごい寒がりなのと手先がすぐに冷たくなってしまう傾向があるので蒸れと冷たさの境界線が非常に敏感な感じで、夏（真夏ではない）から秋のこの辺りの気温で使用するグローブは他にもRaphaのメリノウールグローブも使ってたりする。

■最後はマジな極寒用途のグローブ。
アークテリクスのフィションSVグローブだ。
フィションを名乗り、カテゴリもSVなのでおそらく究極の冬用となっていると思う。
これ以上はないはずのグローブだから値段もお高くなってる。
元々は雪遊びで使用するグローブだからしょうがないけど。

素材ももちろんゴアテックスのアクティブを使用しているから完全防水となっている。
アクティブの特徴は透湿性が優れているところで名前通りアクティブな運動時に向いている生地だそう。
と言うのもこのフィションSVグローブは裏は起毛素材で全体的にはゴートレザーを用い、トドメはプリマロフトのインサレーションまで使われているので、透湿性に優れていないと手が蒸れ蒸れになってしまう心配があるから。

欠点と言っちゃかわいそうだけど、ここまで極寒仕様なので指先なんかの動きは限られちゃって、細かな作業なんかはやりくいし、指先のスマホ操作もできない仕様なのでその度にグローブを外してって事になっちゃうんだけど、そんなこと言ってられない真冬のライディング時はこれ一択となる。

前述の通りボクは寒がりで手先の痺れた様な感じを防ぐために真夏以外はグローブをしていることが多い。
ペダルバイクに比べVanMoofの様なebikeだと漕いで体温が上がるってこともなく、ただ単純にその季節の風を受けて走るだけなので防風性は重要。
もちろん体全体の保温も大切だけど、手先が冷たいと自転車降りたくなるし、出先では致命傷にもなるので今回紹介したグローブ達はボクにとっては重要なアイテムとなっている。
今のこの時期も夏の南風が秋の北東の風に変わってきているのでグローブは必須となっているし、12月に入りクリスマスを超える頃にはフィションSVグローブの出番もやってくると思う。